幼手の 何を掴むや 初時雨

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知らないことばかりだと、
非日常の場に行くたびにそう思う。
これまで知っていた悲しみも喜びも、
幅の狭いものでしかなかったのだと。

大人になって思うことは、
子供の時と同じくらい知らないことばかりなのに、
直球勝負では聞けないってこと。
やんわりと周りかたら固めて、
芯に迫っていくしかない。
素直とか正直なんて言葉の定義が変わったのだと、
ケイタイを手にしながら思う。

でも、それでいいの?
私はそのまま進んで、いいの?

実際、何千年も前から、
人というものは変わらないと思うのだけれど。