私の家族を結んでいるのが間と気づいたのは、
18歳のときだった。
家のリビングでふと、
ここにあるのは「愛」というものなんだと、
悟った。
恋愛、友愛、家族愛、隣人愛。
愛と名前のつくものはたくさんあるけれど、
そしてそれを確信したと思った時もあるけれど、
あの時ほど心にストンと落ちたことはない。
愛と名のつくものの中で、
何が一番強いのか。
そう問われたら、
うーん、答えることなんてできるかしら。
でも、はっきり言えることは、
あの時それを悟れて良かったということ。
だから今も、誰にだって、
家族を愛していると言える。