密やかに 光の舞うや 夏登山

人は結局、ひとりぼっちなのだと思う。
私の全てを理解する人なんていない。
誰かの全てを理解するなんてできない。
そう気付くのに、どのくらいかかっただろう。
それが孤独を生むのだと、
そう気付くのにどれほどかかっただろう。

人は仲良くはなれる。
多少の理解もできるだろう。
けれど、相手の全てを知ることなんてできないと、
年を経れば減るほど、
悲しいほどに知らされる。

そしてその前に、
私は私を知っているのだろうか。
うがった目で自分自身を見てはいないか。
自分探し、という言葉は好きではないけれど、
本当は必要なことなのかもしれない。