夏の実の いずれをもらおか 昼下がり

そーっと、小さく、息のような声で呟く。
あなたが好き。
誰にも聞こえないくらい、
どこにも響かないくらい、
そーっと、小さな声で。

誰に届かなくてもいい想いってあるんだね。
あなたはもちろん、
周りの誰にも知られちゃだめな、
私のこの心。

その分、苦しかったりするけどね。
だって本当は、
どんな言葉もたちうちできないくらい、
複雑な心境だったりするからね。