神の樹の ふところで今 水温む

そこは、いつ行ってもあたたくて、
風や雨から守ってくれて、
染み入るような優しさをくれる。

そこは、いつでも逃げ込めて、
背中をさすってくれて、
涙が乾くまで待ってくれる。

嬉しいことがあったら、私以上に喜んで、
悲しいことがあったら、私以上に心配して、
辛いことがあったら、慰めつつも、
ゆっくり羽ばたかせようとさせてくれる。

そこは、遠い水の音がする。
私がこの世に生を受けたとき、
いちばん初めに聞いた音。