明日への 駆け足の先 風光る

初めての服、
初めての通学路、
初めての靴、
初めてのカバン、
きっとできる初めての友達。
すべてがどきどきする。
きっとそう思っているんでしょう?

電車の中から見える、
ぴかぴかの一年生。
子どもの頃は、
何年かごとに一年生がやってきて、
その度に期待と不安で、
眠れないほどどきどきした。

大人になってわかる、
私はひとりで何かの一年生にはなれるけれど、
あんなに大勢と一緒に、
期待と不安でどきどきすることはないんだと。
大人になればなるほど、
自分が誰とも似ていない自分自身になる。
その分、自分を好きになれればいいのに。