幻灯の 惑いやいずれ 森の端

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不思議なことに、
真実というのは、終わり頃にしか分からない。
過中にいる間は、目の前のことに眩んで、
真実や本質を掴むことなど意識していない

それなのに終わりが近づくと、
今この瞬間が何だったのか、
過ぎた時間がどのような意味を持っていたのか、
どうしたって考えてしまう。

自分の胸の内を探るように見ていくと、
何かの気付きや発見があったりして、
立ち返れば、自分の心が正されたり改まったりする。

命の短い桜の下で、
その散る瞬間を思いながら
自分のこれからを考える。