紅葉散り 凍える肩の 愛しくて

冬が近づくこの季節、
高いところから外を見るのは好き。
優越感ではないのよ。
通り過ぎる人全てが愛しいの。

気を抜いていた時期が過ぎて、
毎日の温度を気にしだす。
雨が降ればいつもより寒いから、
みんな厚着をしている。

今年の冬は何を着ようかしら。
流行りに乗りすぎるのも嫌だけど、
チラチラと雑誌を気にしてる。
寒さが嫌なら、せめてお気に入りを。

今年の冬は何を食べようかしら。
それも楽しみのひとつよね。
こればっかりは雑誌のページを捲る。
厚着の下は今からポカポカ。

高いところが好きなのは、
よりたくさんの人が見えるから。
その全員が違う毎日を送ってる。
それがどんなものでも、明日を生きるって、勇気よね。