灯り越し 冬の名残も 消えゆかん

灯りのそばって、毛布にくるまれてるみたい。
ゆっくりと、体の芯まで温まる。
そしてずっと温かいままでいられる。

もしそれにささやき声が加われば、
心を囲っていた氷も解けていく。
固い芯もとろけ落ちて、
私はあなたに身を預ける。

できればずっとこのままでいたい。
その答えを聞く前に、
私はそっと目を閉じた。