人は、これまで何に祈ってきたのだろう。
一番多いのは、太陽ではないだろうか。
全てを司り、全てに富も貧も与えうる、
空の主に。
でなければ、月だろうか。
満ち、そして欠け、そして満ちる。
誰の人生の流れにも、
当てはまる流れを自ら体現する。
それも違うとしたら、
この世にないもの。
例えば、天使や龍や像の神さま。
この世のものでない分、
この世ではかなわない力を持っている。
いや、そうはいいつつも大事なのは、
私が何に祈りたいか、ということではないだろうか。
つまり、神はどこにいるのかと、
私自身が、
あなた自身が、
考えているか、ということではないだろうか。