涙跡 頬の冷えたる 春の宵

いろんな想いを抱えて込んできた、
そのすべてを伝えたかった。
けれど、あなたを前にしたら、
胸が詰まってしまったのだ。
きっとそれでよかったのだと思う。
きっと私は言葉では伝えきれなかった。
流れ出てきた幾筋もの涙。
あなたは複雑な顔をしていた。