ひぐらしの 足投げ出して 海の色

この海には、何が眠っているのだろう。
どんなときを過ごして、
誰が命を賭しただろう。

流れの中で、
何を思って、
そのうちいくつを実行するのか。

船頭が方向を変えて、
視界も変わる。
その度に、波の色も変わる。

時というのは不思議なものだと思う。
人と同じように、
留まっているということがない。
一つの場所に、たくさんのものが溜まっていく。
これまでも、これからも。