寒鴉 耐えろや黒い 胸の内

甘く見ないでよ。
あなたの心の内なんて、
分かってるんだから。

帰ってきてすぐ、きつく抱きしめるなんて、
ほんとは私の顔を見れないからでしょ。
嬉しそうな声で応えたけど、
本当は今日何があったか、知ってるのよ。

ついでにいうと、
あなたが、私に申し訳ないと思ってるって、
そういう仕草は謝ってるんだって、
それも気付いてる。

でも、ただひたすら哀しくなるの。
それ、あなた分かってる?
その腕に抱かれながら、
いつまで耐えられるかなぁって、
叫びたい心、分かってる?