風吹けば 春の近づく 夜もあり

シャンパンがいちばん好き。
特別な気分になれる。
あなたと交わすグラスの、
一瞬だけ交差する音が空気を煌めかせる。

フレンチがいちばん好き。
だって特別な日だけのもの。
お家じゃコース料理なんて出さないから、
白いクロスにいくつも並んだナイフとフォーク。
今日は楽しむぞって気持ちが沸く。

特別ということはいつだって嬉しい。
そしてそれはいつだってあなたと一緒にやってくる。
あなたといるとき、全部が全部スペシャルってわけじゃないけど、
あなたなしの特別はない。
なんてことを思う、春待ちの夜。