足音の 誰とも知らず 水を打つ

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普段の生活の中で、
まさかあなたに出会えるとは思っていなかった。
あの道を往復し、
満員電車を耐えて、
コンピュータに向かうだけの日々だったのに。

明日もあさっても、
予定の決まっている日々。
そんななかでときめきが待ち受けているなんて、
考えたこともなかった。
それじゃ、スケジュール帳なんてほとんど意味がない。

その日を境にして、いろんなものが変わる。
そんな日があるなんて、
せめて予感くらいは抱かせてくれたらいいのに、
まったくの唐突。
そして私は、戸惑うしかない。