いくつめの 足跡数え 雪積もる

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子どもの声がする。
まっさらな白に、足跡を付けては喜んでいる。
彼らの前には、どれほどのまっさらな白が待っているのだろう。
それは、今の私にもあるのだろうか。

それとも、雪が降り続けばその足跡もまた白く塗り替えられるように、
同じ景色も新しいものになるのだろうか。
最初の一歩を、また踏むことができるのだろうか。

雪は静かに積もり、
私の問いをはぐらかす。
私はここに留まらなければならないけれど、
それでも、何か新しいものを掴めるだろうか。