昼過ぎの 枝垂れ桜や 葉も薫る

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知らないのをいいことにして、
今日もここで待っている。
昨日も明日も、
ここにいる。

日々は変わらないようでいて、
一枚の葉がめくれるように、
すこしずつ進んでいる。
小さな積み重ねとはよくいったもので、
取り違えても変わらないほどの変化を、
日々追って行く。

同じ気持ちを持っているはずなのに、
日々、すこしずつ違う。
幸せの形も、
哀しみの形も、
喜びの形も、
昨日も感じていたはずなのに、
いつの間にか、
あの時とは違ってる。

物事は、一段飛びには進まなくて、
よくよく振り返ってみないと、
その変化には気づかないもの。
でも確実に時は流れるし、
変化は訪れる。

昨日はなかった葉が、
今日は一枚出てきている。