幼美の 無垢の鋭さ 星祭

小さな頃は、大好きな人に大好きと言えた。
心のままに、思いのままに、
最高の笑顔で伝えられた。
何のてらいもなく、
何の計算もなく。

今は、ひとつ一つの言葉が、
まっすぐではないと感じる。
相手を慮ってということもあるし、
自己の利益を考えていることもある。

どんな言葉を使ってもいい。
その奥に、思いやりの心があれば。
明日を待つ人の力になれば。
嘘でも本当でも、
その心に染み入るのには、
対して差がないのだから。