1杯の 缶癒したる 春の夜

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夜の公園。
誰もいなくて、
疲れきった私は、
家に帰る気もしなくて、
近くのコンビニで買った
ビールの缶を開ける。

ひと口。
胃がゆれる。
ふた口。
心がゆるくなる。
三口。
ゆっくりと息を付く。

夜の公園。
一人きりの公園。
どうして、自分を癒すとき、
時折こんな選択をするんだろう。
誰にも会いたくないんじゃない。
会いたい人が側にいないから。