凍溶けや 神の膝元 雨宿り

遠い空の下も、
昨日の思い出も、
火傷みたいな心苦しさも、
翼だけでは足りない、
飛び上がりたいような嬉しさも、
全て掌のなかにあるんだろうな。

数度の温度の違い、
小さな言葉の違いで一喜一憂する私たちは、
なんて小さいんだろう。

人間って、いいものね。