土中で 犇めけ春の 遠からず

何でもないフリしてるけれど、
それはフリだけ。
本当は、胸の中どきどき。
心臓が踊ってるの、感じてる。

そのうちきっと膜を破って出てきてしまう。
もうそんな予感がしている。
春が来たら。
怖れつつも、どこか心待ちにしてる。

だって、もしかしたら、
それはあなたとの最初の日。
それは幸せの一番はじめの日。

けれども、もしかしたら、
それはあなたとの最後の日。
それは涙があふれてしまう日。

ああ、どんな日になるとしても、
あなたの姿を、私は今日も探している。