明日探し 根雪を掘るや ひとりきり

もう終わり。
もう最後。
そう呟いて耐えてきた冬の最後に、
最強のパンチを食らった気分です。

春が来たら。
暖かくなったら。
そう口にして明日を夢見てきたのに、
ため息になって流れていきそう。

本当にもうすぐなんだよ。
白い空に向かって、白い息を吐きながら、
そういい聞かせてまた歩き始める。