ほのかなる 梅の香側の 帰り道

オレンジの夕暮れ。
それは制服の帰り道。
ひそひそ話の後、あなたの姿を探した。

いつもの通学路。
それは誰もが通る道。
スニーカーを鳴らす、あなたの後を追った。

いつしか時は流れ、同じ道をいくことはなくなったけれど、
時折こうやって、あなたの隣を歩く。
ひろがる空は、あのときの色。