春の実の 輝かしさや 瞼閉ず

初めて見たのは、どこかの研究会の壇上で、
あなたは発表者、
私は単なるいち観衆。
はじめの一言を発する前に、
きっと好きになっていた。

一目ぼれって、あるんだね。
でも、きっといちばん悲しい恋。
だって、この距離。

スポットライトが眩しすぎて、
まっすぐに見れないよ。
それは、つらいから?
せつないから?
愛しいから?
どうしてこんなに遠いのに、
惹かれてしまうの。