白き春 水のしたたる その下の

その微笑み、ずっと心に残ってる。
あれは春のことで、
私は白のドレスを、彼女は黒のワンピースを着ていた。

声を聞かなくなって、もうどれほどになるだろう。
どう過ごしているのか、
その行く末に何を描いているのか、
春になる度、思いを馳せる。

いつか許されて、
いつか言葉を交わせるなら、
何を聞こう。
何を話そう。

きっと、最初にいうべきは謝罪だ。
他の人が得るはずだったぬくもりの日々。
私の幸せは、あとひとつで完成する。
あとひとつ、彼女が許してくれれば。