かの地にも 匂い立つ夏 赤い花 2012年4月30日 斎藤牧子 写真俳句 いくつもの時代を超えて、 この地に立った。 あのとき冠をかぶったあの人が、 誰かを一目で見染めた場所。 思いの丈を感じようと、 目を凝らして、耳を澄ませて。 木陰にささやきを見つけようとして。