書初めの 言の葉いずれ 悟りたり

小さい頃、
年の初めには畳みに正座させられて、
お手本を見ながら書初めをした。
なにを書いているかなんて、
それほど理解もせずに、
けれども一生懸命つづった文字。

書初めをしなくなってしばらく経って、
改めてその言葉を見てみたら、
こんなに堂々とした言葉だったのだと、
真に迫ってきた。

あの頃は気付かなかったこと。
今から気付くこと。
お正月の書初めは、
そういう空気に満ちている。
(いえ、私自身は、
 字はまったく上手ではないのですけれども)