天使になりたい。
そうすれば、あなたの元にいつでも行ける。
この空の向こう、
雲を超えて、
どこまでも、あなたのいるところに。
私も天国に行きたい。
そうすれば、哀しい想いなんてない。
切なくて泣くことも、
身悶えすることも、
あなたを求めてさまようことも。
心の中だけにいるなんて。
そんなことやりきれない。
あなたを想うたび、
その腕に抱かれたくて、
その唇に触れたくて、
命を燃やすとはこのことかと感じていたのに。
哀しみが消えることなんてあるの?
私は、生きている限りずっと、
痛みを抱えていくの?