晩夏旅 想いの丈の たなびけり

天使になりたい。
そうすれば、あなたの元にいつでも行ける。
この空の向こう、
雲を超えて、
どこまでも、あなたのいるところに。

私も天国に行きたい。
そうすれば、哀しい想いなんてない。
切なくて泣くことも、
身悶えすることも、
あなたを求めてさまようことも。

心の中だけにいるなんて。
そんなことやりきれない。
あなたを想うたび、
その腕に抱かれたくて、
その唇に触れたくて、
命を燃やすとはこのことかと感じていたのに。

哀しみが消えることなんてあるの?
私は、生きている限りずっと、
痛みを抱えていくの?