人の手の いかに足らずや 野分かな

人は、いろいろなものを発明して、
いろいろなものをつくって、
多くのものを壊して、
この、地球という、ちっぽけな惑星を、
あたかも我がもののようにして、
今日という日にたどり着いた。

けれども、 天はそれよりも高く、
人がどんなに力を込めても、
それ以上で覆い被さってくる。

押さえ込もうとしても、
結局はさらに荒れ狂うのだ。 

恋もしかり。
自然もしかり。