曇り空 祭囃子や 夏の行く

夏が終わる。
苦しかった。
呼吸をするのさえ、ためらうほど。
息をひそめて、
耐えるだけの日々。

最後の最後に、
騒いでみたら、
夏の思い出をバージョンアップできるかと、
近所の祭りに行ってみる。
神輿を担ぐ声に、
参加はできなくても、
写真を撮ったり。

でもそれって、悪あがき。
すればするほど、
いかに夏が嫌だったのか、
それが負担だったのか、
身に染みてくる。

知ってる?
あなたとも同じ。
物事の最後って、
共通するものがあるのかしら。