今日の陽の 締めくくりたる 春香る

一日の終わりには、
アルコールよりもコーヒーのほうが似合う。 
その苦みと、添えたミルクのとろみが一日を労う。

毎日というのは、同じようなことをしているかに見えても、
意外と違う時間を過ごす。
終わってみれば、疲れていたり、
怒りを引きずっていたり、嬉しかったり、
毎日違う気持ちで終わる。

正直、嬉しい時には祝杯をあげたいけれど、
その他の全ての時、
単なる日常が過ぎた時ともいえるかもしれないけれど、
コーヒーが似合うと思う。
積み重なる時間というものの、
苦さも甘さもふくよかさも、
感じさせてくれるから。