目の端で 盗み見る先 朧かな

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好きかもしれないと思ったくらいのときって、
横目で見てる。
心が確かめきれないくらいのときは、
視界の端で、そっと意識してる。

まだ靄々とした何かに包まれて、
はっきりとは姿を現さない心。
予感でしかないときの、
きちんと考えようか、
あるいはまだそのまま放っておこうか、
そのギリギリ境のとき。

でもそれだって結局は、
あなたから目を離せないのだ。
意識の真ん中に置いてみたいけど、
そうしていいのか、時期尚早なのか、それとも一時の気の迷いなのか、
ちょっと立ち止まって考えてみる、春。