文様の 百まで遠き 長き夜

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いつかは、想いが届くと信じている。
一歩ずつでも、あなたに近付いている。
交わす言葉の節々が、
交わす視線の端々が、
お互い少しずつ近付いている。

だから、そのうちあなたを手に入れられるはず。
無防備な笑顔だと思っているかもしれないけれど、
視線の奥底で、
指先の向く先で、
あなたの心を探っている。

だけど、いつまでこうしていればいいのだろう。
心の距離は、道路みたいには計れない。
あとどのくらい走り続ければいいのか、
そんな地図があればいいのに。

そうでなければ、今夜にも想いが口をついて出そう。