野遊びに いつとも果てぬ 時のあり

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すれ違ったのは、中学生くらいの女の子たち。
くすくす、それこそ箸が転げてもおかしそう。
私もそんな時があったと、
横目に見ながら思い出す。

あの時は、一日の中にいろいろなことがあった。
つらいことも楽しいことも、
眠かったり、笑い合ったり、怒ったり、喜んだり。

今なんか、「あっという間に」とかいって、
実は自分の感情を無視しているだけなのではないだろうか。
直視しない方が楽チンだから、
後ろを向いたり、半目になったり、
顔を反らせたり、言い訳したりしているから、
こんなにも早く時間が過ぎていくのではないか。

生き抜くための術といわれれば、
それはそれでいいのかもしれないけれど、
あの子たちに心が残ったのはどうしてだったのかと、
後ろ姿を追いながら思ったり。