ひとつずつ 香り浮き立つ 春の宵

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自分との勝負なのだと思う。
どんな決意も、
どんな覚悟も。

何よりも自分が相手なのだと思う。
あの目標も、
この目安も。

恥じるも恥じないも、
喜びも落ち込みも、
結局は自分を投影している。
努力の先も、
あきらめの結果も、
最後は自分に還ってくる。

だから。

春が初めの季節というのは、
なんと素晴らしいのだろう。
草花の息吹とともに、
自分相手のスタートを、
誰もが、
そして、誰よりも私自身が、
きっていくのだ。