金雀枝や 魔法掛けたる 昼日中

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お土産持ってきた、といって、
突然訪れる。
私はその言葉にほだされて、
うわぁいとばかりに飛んで行く。
本当は、前触れのないサプライズなんて、
苦手なのに。

仕事の合間の、
何も関係ないおしゃべり。
覚えていても、
いなくても、
これからの自分には何も関係のない、
その気軽さが、
ドーナツをもっとおいしくする。

そんなことを思うのは、
疲れてるからだよ。
あなたはそういって、
ひとくち、かぷり。
また持ってくるからね。
そのひと言で、
私は魔法に掛かったみたい。
休憩前と比べて、何も解決していないのに、
なんだかがんばれそうな気持ちになってる。