思わず目で追った。
そういうことってある。
何気ない日常の風景みたいなのに、
一瞬で目を奪われる瞬間。
世の中の美しいもの、
哀しいもの、
想像もしなかったもの。
どれもこれもに、
驚きが含まれている。
思わず目で追うもの。
抗おうなんて思わないくらい、
自然に目が追ってる。
それはきっと、
心のどこかで憧れているもの。
それでいて、手に入れられていないもの。
無意識のどこかで、
本当は求めているもの。
そうやって、
自分のことを知っていくんだ。
何年も生きてるのに、
自分について知らないことって、
多いんだって、気が付く。