ひとときの 甘味数えて 長月夜

秋の日暮れの入り口で、
甘いものをほおばる。
今日をがんばったご褒美のつもりで選んだティラミス。

フルーツ添えのケーキをひと口。
ため息がこぼれ出る。
甘いものって、気合いを入れるためのものじゃない。
いつだって、何かの後にやってくる。