霜月や 丸天井を 見上げれば

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丸天井が好きです。
古い建物にしかない丸天井。
これまで誰がここを見上げて、
過去を思ったのかなぁ、って感じる。
私の前の人、
その前の人、
そして私もその内過去になる。
そのことを考えさせられる。

丸天井が好きです。
太い柱から続く、つかみ所のない空間。
ここをつくった人は、
いつまでも続く未来を思いながらデザインしたはず。
その未来の中に、
私はいます。
私の先の未来も、
きっとその人は見据えてた。

来年が近付いてる。
そんな空気を感じる。
12月のせわしない時期に、
一瞬だけ、
時の狭間に迷い込む。