そばにいてほしい。
ただ一緒に眠りたい。
そう願うことは贅沢なのだろうか。
ずっと一緒にいた。
喧嘩もしたし、理不尽なこともあった。
けれども、隣のあなたがいないのは辛い。
あの時のわがままや感情が、
なんて自分勝手だったんだろうと思うくらいに。
人はひとりでは生きていけないというけれど、
私は違うと思う。
人はこれぞという人がそばにいることで、
やっと息がつけるのだ。
誰でもいいのではなく、
その人でなければならない。
そうだとしたら、私にとってそれはあなた。
消えてしまわないよう、
手を離さないでいられるよう、
これからずっとそばにいられるよう、
少しおびえながらあなたに触れる。