明け暮れも 静かに佇み 春を待つ

そばにいてほしい。
ただ一緒に眠りたい。
そう願うことは贅沢なのだろうか。

ずっと一緒にいた。
喧嘩もしたし、理不尽なこともあった。
けれども、隣のあなたがいないのは辛い。
あの時のわがままや感情が、
なんて自分勝手だったんだろうと思うくらいに。

人はひとりでは生きていけないというけれど、
私は違うと思う。
人はこれぞという人がそばにいることで、
やっと息がつけるのだ。
誰でもいいのではなく、
その人でなければならない。

そうだとしたら、私にとってそれはあなた。
消えてしまわないよう、
手を離さないでいられるよう、
これからずっとそばにいられるよう、
少しおびえながらあなたに触れる。