短日の いくら照らせど 泣き黒子

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どれだけ美しくても、
どれだけ目を奪われても、
手の届かないものはある。
たくさんある。

そのひとつがあなただなんて、
正直どう悲しんだらいいのかわからない。
どう泣いていいのかもわからない。

「最初からわかっていたでしょう?」
そういう人もいるけれど、
そしてそれは真実だけれど、
でもその言葉だけでは抑えきれない気持ちがあるのも事実。

ねぇ、一生のうちにこんな気持ちを抱えたら、
その後どうやって過ごしていけばいいの?
あなたのことを恋い焦がれながら、
決して手に入らないと知りつつも。