梟や 影の合間に 何と鳴く

img_8124

空は遠い。
手を広げても届かないほど。
それなのに誰もが一度は手を伸ばす。

声は儚い。
耳に届いたと思った途端、
もう記憶の中のものでしかなくなる。

時間は切ない。
手にしたと同時に手放す。
そしていつかは終わりが来る。

全ての合間に今があって、
そこに私はいる。