夏日射し いかに濃くても 明日の来る

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夏は命の危機を感じる季節だと思う。
ふいてもふいても汗が出る。
日射しの角度によっては、
気力の抜けるようなこともある。
生き物だけでではない。
そこら中で緑が生い茂り、
虫の集まっているようではあるけれど、
その実、どれも疲れてだらりとしている。

しかし、だれも命を得たからには生き抜きたいのだ。
だから、どのものも皆、かならず抵抗をする。
そんな簡単に命が奪われてはかなわないと、
暑さから少しでも逃れ、
少しでも木陰に身を寄せる。

私もそうだ。
この社会で暮らしていく限り、
状況によっては足掻かなければならないときもある。
木陰に身を隠すときもある。
もし今日のせいで明日はあの木の下に逃げ込まなければならなくても、
明日が来ることを信じることはしようと、
そのことを胸に抱いて、
来る夏に対しての心構えをする。