背の君に 揺れる瞳や 若緑

恋をしている。
ときどきピクリと眉の動く寝顔も、
わざと上目遣いでいうわがままも、
緊張した時ごくりと唾を飲み込む癖も、
機嫌を伺うのに我を通そうとする子どもみたいなところも、
もういろんなあなたを知ってるのに、
いつまでたっても、心ときめく。
いつまでたっても、みずみずしい。

恋をしている。
春の若葉色の心は、
もうずっとあなたのもの。