下駄底の 先はいずこや 夏近し 2012年6月17日 斎藤牧子 写真俳句 ひそひそ声。 耳に響く二人の足音。 少し汗ばんで繋ぐ手。 いつもより早い心臓の、 不安より期待の勝る音。 夏の近いこの季節に行くのは、 誰もが通ったことのある道。