浅宵や 予感湛えて 祇園祭 毎年のことなのに、毎年何か違う。 新しいものを、楽しみにしている。 どうしてだろう。 あなたの隣で下駄の音を立てるのは、 決してはじめてのことじゃないのに。 その肩越しに見る月は、 いつも違う形をしている。