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吟行恋句

~斎藤牧子の恋する写真俳句

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声聞かば ゆだちも遠き 空の果て

2012年7月26日 斎藤牧子 写真俳句

夜と昼のはざまは、
一日のうちで最も美しい色をする。
けれどそれは、一瞬で消える。
捕まえようとしても、煙と同じ。
身を浸しても、香りと同じ。
留めておきたいのに過ぎていく、
時間と同じ。

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