海鵜飛ぶ 取り込む光 白く鳴る 2012年10月14日 斎藤牧子 写真俳句 打ち寄せる波に、海鵜の鳴き声が混ざる。浮くもの沈むもの、細かく砕かれて、白く濁って、四方に散って、息を吸い込むときのように、すうっと波が返る。次に寄せる波は、過去を引き摺っているのか、いないのか。