はじまりは 輪飾り越しの 明日かな

やっぱり寒いのが嫌いです。
足元から手元から首元から、
冬の足音が立ち上ってくる。

コートの襟をたてて、
その上にマフラーを巻いて、
それから手袋と帽子とブーツと。

でも寒い。
ウールのセーターも、皮の手袋も、
ホッカイロまで貼ったのに、
背中からお腹から冷えてくる。

あーあ、もう外に出たくないなぁ。
ほんとはあれとこれとそれをしなきゃいけないんだけど。
ぜーんぶ明日でいっか。

そう呟いて、
私はあなたの温もりに入り込む。