遠き日の 灯りのほとり 柊花

ひとり歩いていたら、
あなたのことを思いだした。
右も左も風が吹き抜けて、
寒くて手をポケットに突っ込む。

ひとり歩いていたら、
いつもはひとりじゃないんだなって、
まるで寒さが身に染みるように、
あなたの存在の大きさに、
気付かされる。